ワードプレスのプラグインのアップデートでエラーとなり、サイトが表示されない・画面が真っ白になった時の対処法について解説します。
プラグインをアップデートしたらサイトが表示されない!
先日、あるワードプレスサイトにインストール済みのプラグインで、最新のバージョンでなかったものをまとめてアップデートしました。
すると、以下のようにエラーメッセージが表示され、サイトが正しく表示されなくなるどころか管理画面に入ることすら出来なくなってしまいました。
今回は、このようなプラグインのアップデート後に、サイトが正しく表示されなくなった、画面が真っ白になった、管理画面に入ることが出来なくなった場合の対処方法について紹介します。
細かいエラー内容自体はプラグインや環境によって異なるのでそれぞれ調査してもらう必要がありますが、一旦、サイトの表示を元に戻し、問題を起こしているプラグインを特定するというところまでの共通の流れについて解説しています。
プラグインを無効化する方法
今回のようにプラグインのアップデート後に、サイトの表示がおかしくなった場合は一旦プラグインを無効化することで対応します。
とは言え、ワードプレスの管理画面に入ることが出来なくなっているため、プラグインを無効化する際は、
- FTP
- サーバーの管理画面
のどちらかで行う必要があります。
すべてのプラグインを無効化する
まずは、すべてのプラグインを無効化する方法について紹介します。今回の私のように複数のプラグインをまとめてアップデートするなどして、問題を起こしているプラグインが特定できていない時に有効です。
FTPもしくはサーバー管理画面にて、該当ドメインの「wp-content」内にある「plugins」というフォルダ名の名前を変更します(以下はFTPのキャプチャ画像です)。
以下の例では頭に「99」を付けていますが、変更する名前は分かりやすければなんでもいいです。
「plugins」フォルダの名前を変更した時点で、エラーメッセージは消えてサイトは表示され、ワードプレス管理画面にもログインできるようになるはずです。
ワードプレス管理画面にログインし、プラグインの画面を開くと、すべてのプラグインがエラーにより停止しましたとなっているのが確認できます。
再度、変更した「plugins」フォルダの名前を元に戻します。
もう一度、ワードプレス管理画面にログインし、プラグインの画面を開くと、今度はすべてのプラグインが無効化された状態になっています。
あとは、無効化されているプラグインをひとつずつ有効化してサイトが正しく表示されるかどうか検証していけば、問題を起こしているプラグインを特定することが出来ます。
特定のプラグインだけを無効化する
上記のプラグインの有効化・検証作業にて、エラーの原因となっているプラグインが特定出来たら、該当のプラグインだけを無効化することも出来ます。
また、はじめから問題を起こしているプラグインがある程度特定できているという場合も、全プラグインを無効化せずに該当のプラグインだけを無効化すればOKです。
特定のプラグインを無効化する場合は、該当ドメインの「wp-content/plugins」内にある該当のプラグインフォルダ名の名前を変更します。
変更する名前は分かりやすければなんでもいいです。
すべてのプラグインを無効化する方法で説明したのと同様に、名前を変更した時点で、該当のプラグインがエラーにより停止された状態になり、名前を元に戻すと無効化された状態になります。
おわりに
以上、プラグインアップデートのエラーでサイトが表示されない・画面が真っ白になった時の対処法についての解説でした。
このプラグインを無効化する方法で、サイトの表示を元に戻し問題を起こしているプラグインが何かを特定するところまではできるはずなので、あとは、
- PHPのバージョン
- ワードプレスのバージョン
- ワードプレステーマのバージョン
- 他のプラグインとの競合性
- 代替のプラグインの検討
などを確認するようにしましょう。