WP-Optimizeの使い方※ワードプレスのデータベースを最適化できるプラグイン

ワードプレスのデータベースを最適化できるプラグインWP-Optimizeの使い方について解説します。

WP-Optimizeとは?

WP-Optimizeは、ワードプレスのデータベースを安全に掃除・最適化することを核にした高速化プラグインです。記事編集で増えるリビジョン、不要な自動保存やゴミ箱の投稿、スパム・削除済みコメント、期限切れのトランジェント(一時データ)などをまとめて削除し、テーブルを最適化して断片化を解消します。

結果として、バックアップが軽くなる、管理画面の体感が軽くなる、不要データによる不具合の芽が減るといった効果が期待できます。また、データベース最適化に加えて以下の周辺機能も備えています。必要に応じて段階的に活用していきましょう。

  • 画像圧縮…アップロードした画像を自動で軽量化
  • ページキャッシュ…ページを一度作って保存し、次回以降は高速表示
  • CSS/JSの縮小…読み込みファイルを小さくして転送量を削減

この記事では、初心者の方でも取り組みやすいデータベース最適化に焦点を当てて解説します。その他の機能は、サイト環境との相性や既存プラグイン(特にキャッシュ系・画像系)との重複に注意しつつ、少しずつ試すのがおすすめです。

WP-Optimizeの使い方

インストール&有効化

WP-Optimizeをインストール&有効化します。

WP-Optimizeを有効化すると、左側のメニューに「WP-Optimize」という項目が新たに追加されます。

データベースの最適化

メニューの「WP-Optimize」→「データベース」タブを開きます。

手動で最適化を行う

手動で最適化を行う場合は、「最適化」タブを開き、「選択した全ての最適化を実行する」をクリックします(最適化する項目は、基本はデフォルトのままでも大丈夫すが、誤って必要なコメントを削除しないよう「未承認コメント」のチェック外しておいた方が安心です)。

それぞれの項目について、最適化や削除が完了したというメッセージが表示されます。

以上で、手動の最適化は終了です。

自動で最適化を行う

自動で最適化を行う場合は、「データベース」タブ内の「設定」タブから、詳細を設定できます。

「一般設定」で、直近のデータを保持したい場合は期間を指定しチェックを入れておきましょう。

「予約クリーンアップ設定」で、「Enable scheduled clean-up and optimization」にチェックを入れ、スケジュールタイプ(毎日、毎週、2週間ごと、毎月(約30日毎))を選択、最適化する項目を選択(データベース全体の最適化を行いたい場合は「データベーステーブルの最適化」にチェックを入れる)のうえ、「設定を保存」をクリックします。

以上で、自動の最適化の設定は終了です。

おわりに

以上、WP-Optimizeの使い方についての解説でした。

日々のサイト運営においては、データベースを意識する機会は多くないかもしれませんが、リビジョンや一時データが溜まって肥大化すると、表示や編集が重くなったり、バックアップに時間がかかったりと、思わぬ不具合の引き金になることがあります。

今回紹介したWP-Optimizeでは、手動・自動ともに簡単な操作でデータベースの最適化を行うことが出来ます。週1回~月1回程度を目安に定期的に最適化を行い、トラブルの芽を減らしておきましょう。