バリューサーバーにワードプレスをインストールする方法を画像付きで解説します。
なお、以下ではドメインのネームサーバーの設定などについてはバリュードメインを例に説明していますので、バリュードメイン以外でドメインを管理している方は、別途、設定を行うようにしてください。
バリュードメイン側の設定
バリュードメイン側では、以下の二つの設定を行います。
・ネームサーバーの設定
・DNSの設定
下記より、ログインしコントロールパネルを開きます。
バリュードメインログイン画面: https://www.value-domain.com/
ネームサーバーの設定
「ドメイン」→「ドメインの設定操作(登録済みドメイン一覧)」をクリックします。
これからワードプレスをインストールしたいドメインの「ネームサーバー」をクリックします。
以下のようにネームサーバーを設定し、「保存する」をクリックします。
ネームサーバー1~5は下記の通りです。
ネームサーバー1 | ns1.value-domain.com |
---|---|
ネームサーバー2 | ns2.value-domain.com |
ネームサーバー3 | ns3.value-domain.com |
ネームサーバー4 | ns4.value-domain.com |
ネームサーバー5 | ns5.value-domain.com |
保存後、以下の画面が表示されます。
ネームサーバーの設定は以上になります。
DNS設定
続いて、DNSの設定を行います。
「DNS情報/URL転送の設定」をクリックします。
「当サービス内サーバーの自動DNS設定」という項目のメニューから自分が利用している該当のサーバー名を選択し「保存」をクリックします。
サーバー名が分からない場合は、コントロールパネルの「サーバー」→「バリューサーバー」をクリックします。
「アカウント@サーバー」のサーバー部分がサーバー名になります。
先ほどのDNS設定画面でサーバー名を選択し「保存」をクリックすると、以下の画面が表示されます。
「DNS情報/URL転送の設定」のページをもう一度開くと情報が自動入力されています。
以上でDNSの設定は完了です。
バリューサーバー側の設定
バリューサーバー側では、以下の四つの設定を行います。
・ドメインの設定
・無料SSL設定
・データーベースの作成
・ワードプレスのインストール
下記より、ログインしサーバー管理画面を開きます。
バリューサーバーログイン画面: https://www.value-server.com/
ドメインの設定
まず、ドメインの設定を行います。
「ドメインの利用」の「ドメインウェブの設定」をクリックします。
ドメインを設定する際に、「SSL化させる/させない」「wwwあり/なし」をどうするか決める必要があります。
今から新しくサイトを作成する場合、あえてSSL化させない理由も特にないのでSSL化はしておいたほうが良いと思います。
SSL化していないと、SEO上、将来的にマイナスになることが考えられます。
「wwwあり/なし」については、どちらでもいいですが、今回は、www付きで運用するパターンにしたいと思います。
以下のように設定しました。
まず、一番上の「Main」に「blank」と入力します。
SSL化する場合は、SSL用ドメインと書かれた「Sub6」以下にドメイン名を入力します。
「Sub6」に「wwwなし」の「〇〇〇.COM」というドメイン名を入力し、「Sub7」に「wwwあり」の「www.〇〇〇.COM」というドメイン名を入力しています。
そして、「Sub6」の「〇〇〇.COM」の転送先URLに「wwwあり」の「https://www.〇〇〇.COM」というドメイン名を指定します。
こうすることで、「〇〇〇.COM」に来たアクセスは「www.〇〇〇.COM」に転送してくれます(=URLの正規化)。
「Sub6」の「〇〇〇.COM」のほうには転送されるのでディレクトリは不要なため「No Dir」にチェックを入れておきます。
SSL化させない場合は、「Sub6」以下は空欄にして、「Sub1」以下に同じように入力します。
すべて内容を入力したら「すべてのドメインでAレコードのチェックを行わない(強制設定)」のチェックを外して「ドメイン設定をする」をクリックします。
以下の画面が表示されればドメインの設定は完了です。
※バリュードメイン側で行ったネームサーバー、DNSの設定がまだ反映されていないと以下の画面のようにエラーになる可能性があります。エラーメッセージが表示された場合は、少し時間を置いてから実施するようにしましょう。
無料SSL設定
次に無料SSLの設定をします。
「ドメインの利用」の「無料SSL設定」をクリックします。
wwwなしとありの両方のドメインにチェックを入れて「無料SSL設定」をクリックします。
以下の画面が表示されます。
以上で、無料SSLの設定は終了です。
データベースの作成
続いてワードプレスのインストールに必要なデータベースを作成します。
「データベース」の「MySQLの追加・編集」をクリックします。
「DB/ユーザー名」、「パスワード」を入力し、「文字コード」を「UNICODE(UTF-8)」にし「作成」をクリックします。
下記画面が表示されれば完了です。
以上で、データベースの作成は完了です。
ワードプレスのインストール
それでは、いよいよワードプレスのインストールに入ります。
「CMSインストール」の「WordPress」をクリックします。
インストール先のディレクトリを指定し「インストール」をクリックします。ここでは、先ほど設定したドメイン名をディレクトリにしています。
以下の画面が表示されます。「戻るにはここをクリックしてください」をクリックします。
ここが少し分かりにくいのですが、画面下のほうにワードプレスのインストール先は赤枠部分の「http://〇〇〇.valueserver.jp/設置場所/」とあります。設置場所は上記で指定したものです。
インストール画面のURL例: http://〇〇.s〇.valueserver.jp/www.○○○.com
このインストール先のURLをブラウザに直接入力してアクセスすると、下記インストール画面が表示されるので「さあ、始めましょう!」をクリックします。
データベース情報を入力します。
「データベース名」と「ユーザー名」は、先ほど作成したMySQLの「DB/ユーザー名」、「パスワード」はMySQLの「パスワード」になります。「データベースのホスト名」は「localhost」、「テーブル接頭辞」は「wp_」のままでOKです。入力したら「送信」をクリックします。
「インストール実行」をクリックします。
ワードプレスの必要情報を入力します。
下記画面が表示されれば完了です。
ワードプレスの設定変更
バリューサーバーでは、ワードプレスのインストールを終えた段階ではアドレスが以下のようになっているのでこれを修正します。
アドレス(URL)例: http://〇〇.s〇.valueserver.jp/www.○○○.com
ワードプレスにログインします。
「設定」→「一般」をクリックします。
「WordPressアドレス(URL)」と「サイトアドレス(URL)」がインストール後の初期段階ではこのようになっています。
「WordPressアドレス(URL)」と「サイトアドレス(URL)」を以下のように修正して「変更を保存」をクリックします。
今回の例では、SSL化して「wwwあり」で設定しているため、「https」にして「www.」を付けています。
サイトに再ログインし、上記で変更したURLでアクセスし正しく表示されるか確認しましょう。
※以下のような画面が表示されてサイトにアクセスできない場合は、少し時間を置いてからアクセスしてみてください。
※それでもダメな場合は、「ドメインウェブの設定」より「すべてのドメインでAレコードのチェックを行わない(強制設定)」のチェックを外して「ドメイン設定をする」をクリックして再設定すれば上手くいく可能性があります。
以上で、バリューサーバーへのワードプレスのインストール作業はすべて終了です。