GMOクラウドiclusta+でMySQL5.1から8.0へデータを移行する方法

今回は、GMOクラウドiclusta+でMySQL5.1から5.7/8.0へデータを移行する方法について解説します。

旧バージョンMySQL4.0/5.1が提供終了

GMOクラウドiclusta+では、旧MySQLバージョン4.0/5.1が、2021年11月30日(火)に提供終了予定となっています。

提供終了予定日を過ぎるとデータベース接続エラーとなりサイトが表示されなくなってしまうため、MySQLバージョン4.0/5.1で作成したサイトがある場合、MySQL5.7/8.0への切り替えが必要になります。

以下では、MySQL5.1から8.0へデータを移行する方法について解説します。

MySQLの申し込み

まず、MySQLの申し込みが必要かどうかの確認を行います。

下記よりGMOのプランマネージャーにログインします。

プランマネージャーログイン画面: https://www.iclusta.com/

「ユーティリティ」をクリックし「MySQLデータベース」という項目があるかどうか確認します。

「MySQLデータベース」という項目がある場合は、以前すでに申し込みを行いMySQL5.7/8.0が利用可能な状態なので、以下で解説しているMySQLの申し込みは不要です。MySQLインスタンスとデータベースの作成に進んでください。

「MySQLデータベース」という項目が無かった場合は、以下MySQLの申し込みを行います。

下記より、アカウントマネージャーにログインします。

アカウントマネージャーログイン画面: http://help.ac-mgr.com/gmocloud/

「契約一覧」をクリックします。

一番はじめに表示されるサーバー契約時に使用した親ドメインの契約の「詳細」をクリックします。

「オプション追加・解約」をクリックします。

「MySQL(無料データベース10個)」にチェックを入れます。

「次のステップへ進む」をクリックします。

サービス申し込み内容を確認し「利用約款を確認する」をクリックします。

「以上約款に同意する」にチェックを入れ「申込みを確定する」をクリックします。

申し込みの完了画面が表示されれば手続き完了です。

アカウントマネージャーのホーム画面より作業状況のステータスが確認できます。

MySQLインスタンスとデータベースの作成

続いて、インスタンスとデータベースの作成に入ります。

インスタンスはデータベースを格納するフォルダのようなものです(下記図参照)。

インスタンスデータベースの関係

インスタンスを以前既に作成済みで新規作成は不要という場合は以下インスタンスの作成は飛ばしてデータベースの作成に進んでください。

インスタンスの作成

下記よりGMOのプランマネージャーに親ドメインでログインします。

プランマネージャーログイン画面: https://www.iclusta.com/

※インスタンスの作成は、親ドメインでのみ作成できます。

「ユーティリティ」→「MySQLデータベース」をクリックします。

「新規インスタンスを作成」をクリックします。

データベースの作成

データベースの作成は、上記MySQLの申し込みとインスタンスの作成後に行ってください。

下記よりGMOのプランマネージャーにログインします。

プランマネージャーログイン画面: https://www.iclusta.com/

プランマネージャーの「ユーティリティ」→「MySQLデータベース」をクリックします。

「作成」をクリックします。

「データベース名」と「コメント」(任意)を入力し「作成」をクリックします。

以下が表示されれば完了です。

MySQL5.1データベースのバックアップ

MySQL5.1から8.0へデータ移行は、MySQL5.1を残した状態で8.0と並行稼働することができるためバックアップは不要ですが、念のため、以下の方法で取得しておいたほうが安心です。

下記よりGMOのプランマネージャーにログインします。

プランマネージャーログイン画面: https://www.iclusta.com/

プランマネージャーの「ユーティリティ」→「データベース設定」をクリックします。

移行対象のデータベースの「編集」をクリックします。

パスワードをコピーし「戻る」をクリックします。

該当データベースの「DBManager」をクリックします。

先ほどコピーしたパスワードを入力しログインをクリックします。

「databaseのバックアップ」をクリックします。

「ダンプファイルをダウンロードする」を選択し「開始」をクリックします。

データベースのダンプファイルのサイズが200MB以上ある場合は、ローカルにダウンロードできないため、保存先のウェブ領域を選択し「開始」をクリックします。

保存出来たらバックアップは完了です。

移行作業

上記までで事前準備が整ったので、以下、移行作業に移ります。

データベースの移行

下記よりGMOのプランマネージャーに親ドメインでログインします。

プランマネージャーログイン画面: https://www.iclusta.com/

※データ移行は親ドメインのみで行えます。

プランマネージャーの「ユーティリティ」→「データベース設定」をクリックします。

該当データベースの「編集」をクリックします。

「データ移行」をクリックします。

移行先のインスタンスを選択し「次へ」をクリックします。

移行先のデータベースを選択し「移行開始」をクリックします。

移行が開始されます。「OK」をクリックします。

ステータスが表示されるのでステータスが「実行中」の場合は少し時間を置いてから「再表示」をクリックしてください。「完了」となっていれば終了です。

データベース設定ファイルの修正

上記でデータベースの移行は完了しましたが、まだサイトには反映されていません。以下、データベース設定ファイルの修正を行うことで、参照先のデータベースが5.1から8.0に切り替わります。

下記よりGMOのプランマネージャーに移行対象の該当ドメインでログインします。

プランマネージャーログイン画面: https://www.iclusta.com/

※親ドメインではなく該当のドメインで行ってください。

プランマネージャーの「ユーティリティ」→「MySQLデータベース」をクリックします。

該当MySQLインスタンスの「データベースサーバー名」「ポート番号」「接続ユーザー名」「パスワード」(「編集」をクリックして表示)、該当データベースの「データベース名」の情報をコピペしてテキストファイルなどに控えておきます。

該当ドメインでプランマネージャーにログインし、「ユーティリティ」→「ファイルマネージャ」をクリックします。

ワードプレスの場合は、wpフォルダ内にあるwp-cofig.phpファイルを編集するので、操作の列の赤枠の編集ボタンをクリックします。

wp-cofig.phpファイルの以下のデータベース情報の箇所を上記で確認したMySQL8.0の情報に修正し、「保存して終了」をクリックします。

以上でMySQL5.1から8.0へのデータ移行がすべて完了したので、該当のドメインにアクセスしてみましょう。問題なく表示されれば移行作業は完了です。

おわりに

以上、今回は、GMOクラウドiclusta+でMySQL5.1から8.0へデータを移行する方法について紹介しました。

作業自体は簡単ですが、失敗するのが嫌だ、自分でやる時間がないという方はデータ移行代行サービスを利用するというのも手です。

データ移行代行サービス: https://shared.gmocloud.com/iclusta/price/#service10